世界一熱いFPS「Call of Duty:Ghosts」発売一週間程度の感想

世界で最も面白いFPS、コールオブデューティーの最新作ゴーストのレビューをしていこうと思う。
独断と偏見によるもので、発売一週間程度の感想なので期待はしないで欲しい。
なお、キャンペーンのネタバレも多少含む。 

まずはキャンペーンについて話そう。

主人公はローガン。 兄のヘッシュ、父イライアス、敵となったロークの4人あたりを中心として物語が進行する。

アメリカ カリフォルニア州サンディエゴ に住んでいた兄弟と父。そこに宇宙からオーディンと呼ばれる装置で攻撃される。
(恐らくオーディンというのは「神の杖」とも呼ばれた最新兵器で、宇宙空間から硬質の巨大な金属棒を地球に向かって射出することで、防御不能なとてつもない破壊力を持った攻撃を出来る装置だと思われる)

10年後、荒廃した世界で軍用犬ライリーと兄弟で物語が始まる。

簡潔に言うと、父やロークが入っていたゴーストと呼ばれる精鋭部隊に兄弟が入る。

過去視点でも物語は描かれる。
ロークはほかの仲間を救うためにヘリから落とされる。父によって。

シナリオとして面白いと思わなかったのは、ラスボスともなる、重要人物のロークが「落としやがった」という恨みだけで数年後に父を殺し主人公達も苦しめる。

そして主人公達は最終的にロークを追い詰め、自分らもろとも兵器で死のうとするが3人生存するため主人公がロークを撃ち殺し、兄弟で生存。エンディング。

かとおもいきや、実は生きていたロークが主人公に襲いかかり、腕が折れた?主人公を連れて行くといういかにも続きが作れそうに終わったエンド。


基本的に、ロークはBO2でいう劣化メネンデスみたいなポジションであった。
落とされる→敵に拾われる→敵に色々される→マジイライアスクソだわ といった感じなのであんまり恨みとして強くストーリーに印象づかないというか。
そのせいで特異としたシナリオではなかった。
キャラクターに関しても、魅力があまりない。
一人一人掘り下げて視点を上げていくゲームだと聞いたが対して感情移入もできなかった

褒められる点としては、CoD初の宇宙の戦闘、水中戦、犬使用のステルスキルなど。
宇宙戦は割と面倒で、水中はサメがクソ強かったりしもしたがなんだかんだ楽しく、雰囲気やグラも良かったと思う。

俺は難易度ベテランでやったがBO2ほど難易度は高くなく、トロフィーコンプも非常に容易なものである。
前作のインテル、機密情報にあたる「ロークファイル」の位置はあまりよくわからず、検討がつかないものだらけであった。 相変わらず訳の分からない場所にばかりある。
1ミッション自体はBO2ほど長くもない。が、18ミッションあるのでプレイ時間はBO2より長めか。
エンディングは一つ(だと思われる)のでストライクフォースなどのおまけ系や、シナリオ分岐系のミッションもない。

BO2キャンペーンのシナリオが好きな俺としては、物足りなさはあった。
何度も言うが、良くも悪くもシナリオが普通程度であると感じたからだ。
キャンペーンは10段階評価中5。シナリオやキャラクターは3。




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マルチは非常に面白い。
スピーディーな戦闘に特化したCoD。非常に楽しい。
ただ、高低差のあるマップ。リスポーンは修正パッチが来たので良いが、慣れるまで多少苦労する。
レベルも上がりづらいのでめんどくさがる人も多いだろうか。

今回の特徴として、パークが35個に増えている。
前作のパーク1つを3つくらいにわけた物すら存在する。
フォーカスが必須だったりストーカーが強かったり、選択の幅は広くなったが結局必須パークが存在する故に選択の幅は狭まるものであるが、プラベは楽しいし、俺は毎回セカンダリやリーサル・ウェポンを外して戦場へと旅立つ。

そして、今回Crysis3のように滑ることが出来るのが非常に楽しい
スピーディなCoDが展開されて、ますますCoDは面白いものへと進化を遂げていくだろう。
覗き込みや乗り越え動作高速化はあまり恩恵を受けた気はしない。


かなり高低差のあるドミネーションはなかなか難しさもある。
大人気S&Dは設置場所がわけわからなかったり、INFECTEDはやはり楽しかったりする。

今作、スナイパーが強すぎる。下手糞でも余裕で勝てる武器だと思う。
QS廃止とコメントされていたが、結局のところSRは強い。QSも出来る。

今作は製作がIWなのでUIが最悪である。TAのセンスは素晴らしいものであった。
今作パーティ移動ができない違和感も含め、フレンドの状況が見づらくて仕方がない。
そこらに拘って重くなったTAであったが、改善の余地があるものだと思われる。
エンブレムで萌えアイコン作れないのは諦めよう。シアターが無いのも諦めよう。
ユーザー・インターフェースやレベル巻き戻しなどは勘弁して欲しいものである。



クアッドは未だによくわかっていない。
20ラウンドのクアッドは割りと楽しめた。
野良で全く知らないプレイヤーとAIや軍用犬を倒していく楽しさもあり、ゾンビモードのように蘇生もあって、そしてストリーク系が使えるので楽しい。


今回ポイントでキャラ開放して、自分のAIを設定してフレンドとbot戦が出来るという魅力もあるのだが誰もやってない。
botとやるくらいなら公開マッチに行くし、フレが居るならプラベをする。


PS4などの次世代機で更にコールオブデューティーの遊べる幅は広がっていくだろう。
グランド・ウォーなどあの広いマップでぜひやってみたいものである。

マルチの評価は10段階中8。




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Extinctionはまぁまぁ面白い。エイリアンモードである。
ゾンビモードが大好きな人には物足りなさも感じるであろうが、難易度なども手応えは多少感じるものだと思う。
基本的に、ソロだととてつもなく難しい。
エイリアン強いし壁破壊がとてもしんどいし割と飽きる。

どんどんポイント割り振ってアーマーを出したり武器を強くしたりが非常に楽しい。
トロフィーある程度取った俺がまたやるかは不明である。
でもやはり俺はゾンビのほうが好きなのだ。
あの緊迫感を、あの雰囲気を、楽しみたいのだ。


世界観としてはキャンペーンと若干つながっているらしい。
公式コメントで、オーディンによって荒廃したアメリカと同時で始まったストーリーで、エイリアンは攻撃で生まれたのか宇宙戦に乗ってきたのか…謎ではあるがそういうことらしい。
ストーリーが面白いゲームに仕上げて欲しい。

10段階中6評価。DLCで追加されていくようなので期待している。
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まぁこんな感じであるが、結局我々はコールオブデューティーを買ってしまうのだ。
つまらないとか駄作とか言われたとしてもなんだかんだ面白く、やる友達が居るとそれはとても面白いゲームになる。
今作の魅力はやはりマルチプレイにあると思う。ぜひフレンドとプレーして、全く新しいスピーディでスタイリッシュなコールオブデューティーの感覚に触れて欲しい。

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